TK from 凛として時雨 / TOUR 2014 “contrast”@中野サンプラザ[おすすめロックライブレポ・感想]


おすすめの邦楽オルタナティブロックバンド凛として時雨のフロントマンTKのソロプロジェクトのホールツアー最終日。

ディスクレビューはワールドカップが終わったら書いておこうと思ってたけど、
ライブは覚えているうちに書かなければいけない。

日本代表がふるわない戦いをしたショックを癒すのは音楽。
渋谷で騒いでいる連中は、ライブハウスに行け。
ライブハウスで思いっきり盛り上がれ。

とは言え、この日の中野サンプラザはコンサートホールさながらの「芸術」の要素が強かった。
本当に素晴らしかった。
なかなか予定が合わず、TKソロのライブはこれが見るの初。

時雨の時のような鬼気迫る感じが無く、のびのびとしている様子だったのが印象的だった。

かっこいい登場のSEが終わると、TKが照らされて「Abnormal trick」
白い幕がステージの前にかかっていて、そこに照らし出される映像が幻想的だった。
そこにいるはずなのに、映像を見ているような錯覚。
その錯覚が「flower」で取り払われた瞬間は鳥肌ものだった。
プラスチック錯覚。
flowering(初回生産限定盤)(DVD付)

「12th laser」の疾走感を受けついで続けられたのはこちらは宇宙的疾走感を奏でる「Dramatic Slow Motion」
この道なりが死ぬまで続けばいいな
この耳鳴りが死ぬまで続けばいいな
のところが本当に好き。
生で聴くと切なさが突き刺さる。
contrast(初回生産限定盤)(DVD付)

「fourth」では優しさが前面に出てきて、感動的だった。
続く「white silence」は圧巻だった。
ひなっちのベースがうなった瞬間、
BOBOのドラムが鳴り響いた瞬間、
静かではあったはずの曲が、まぎれもない純正のロックに様変わりした。

そしてシングルで発売される「unravel」がこの日のハイライト。
エモさ全開。
Youtubeで公開されている音源の続きがやばい。
底なしのスケールがある。
絶対に手に入れなければいけない一枚。
unravel(初回生産限定盤)(DVD付)

その後の新曲は90年代前半のポップを思い起こさせるような聴きやすい曲だった。
最後はツアータイトル「contrast」
中野サンプラザの高い天井に似合う全方位に広がるロックだった。

アンコールでは、EP「contrast」のDVDに収録されているピアノ曲や新曲が披露された。
どちらも、TKの声が堪能できる素晴らしい時間だった。

最後は「film A moment」
いろいろな要素が絡んだ、新世代ロック。
中野サンプラザは天井が高いからか、音が抜ける?というか、ギター、ベース、ドラム、バイオリン、鍵盤の音がとても聴きやすかった。

TK from / TOUR 2014 “contrast”セトリ
Abnormal trick
phase to phrase
flower
haze
12th laser
Dramatic Slow Motion
Crazy Tampern
fourth
white silence
unravel
新曲
Fantastic Magic
シャンディ
contrast
アンコール:
罪の宝石
新曲
film A moment

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