contrast / TK from 凛として時雨 [おすすめ邦楽ロックレビュー・感想]

TK from 凛として時雨

邦楽オルタナティブロックを代表していると言っても過言ではないバンド、
その中心メンバーであるTKのソロ作品では初のE.P.「contrast」のレビュー。
 
時雨とTKソロの違いは単純に楽器だと思う。
時雨が三人の音のかっこよさを追求している分、ソロではそのコンセプトを取り払って、ピアノやストリングスが楽曲を鮮やかに彩っている。
 
 
一曲目の「contrast」ではピアノのソロの旋律がいきなり耳を刺激して、後の展開に期待を抱かせる。
時雨やこれまでのTKソロより明るめな音で、でも深い切なさを伴っている一曲。
ピアノとストリングスの音がかなり印象的。
 

contrast(初回生産限定盤)(DVD付)
 
 
「Dramatic Slow Motion」は「contrast」の流れを引き継ぐにふさわしい曲。
「in my spacy world」というフレーズにふさわしい星空が似合う曲。
星空というか、一人で夜空を眺めているときに聴きたい。
体の内側を高ぶらせる疾走感がたまらない。「12th laser」に近い感じ。
TKの声の多彩さが光る。
contrast(初回生産限定盤)(DVD付)

 
 
「Crazy Tampern」は前に曲に比べてかなりソリッド。
硬質なギターとベースの音と、ピアノの音のコントラストがかっこいい。
バイオリンの音がかなり効いている。
ヒステリックな弦の響きが最高すぎる。
contrast(初回生産限定盤)(DVD付)

 
 
ピアノバージョンの「illusion is mine」いいなああああ。
アコースティックライブ行きたかったよおおおお。
チケット外れるなんて予想外すぎたあああ。
345のボーカルがある方が好きだけど、ピアノの柔らかい音がすごい良い。
そして、「涙の旅路」
初恋の嵐はあんまり知っているわけではないけど、悲しみを乗り越えて存在するロックバンド。
そんなバンドへのTKのリスペクトが感じられて、オリジナルとは違った深みがある。
contrast(初回生産限定盤)(DVD付)

 
 
初回限定版のDVDもいいね。
ROCK IN JAPANの夏の熱気がすごい伝わる。
そして、ベルリンで収録されたというボーナストラック。
ピアノとTKの声が切ない。スピード感があるわけではない。
しっとりとした映像がいい。
フォトブックも青みがかった画が、幻想的で現実的。
おすすめできる大満足の一枚でした。

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