マキシマム ザ ホルモン / 予襲復讐 [おすすめ邦楽ロックレビュー・感想]



邦楽ロックバンドでありながら洋楽ロックファンにも堂々たる地位を築いている
マキシマム ザ ホルモンの「予襲復讐」!!
ホルモンの最新アルバムのレビュー

レビューというか、
最早バンド本人が歌詞カードという枠をはるかに超えた
歌詞漫画で曲解説を行っちゃっているんで、
今さらいちファンがレビューすることはない気がする。
この漫画といい、パッケージといい、細部までこだわり抜いたアートワークがホルモンっぽい。
しかも配信やレンタルは行わないということで、どうしてもジャケットを手に取ってほしいんだな、と。
もちろん、売上を狙っているわけではない。15曲入りで漫画もついて2889円(ツバハキ)という超リーズナブルさ。
CD売上ランキングなんて、もはや音楽性を評価する指標でも何でもないし、
そんなもの気にするべきじゃないと個人的には思うけど、
やっぱりCDは買ってナンボ。
特にロックバンドやそれに関わる人々(インディーズ、メジャー関係なく)は、
作品をこだわりぬいて作るから、ジャケットで買って損はない。
曲の世界観を視覚的な形として手に取れる貴重なものだし。
レンタルや配信で音楽に触れるのも良いし、そこで済ませてしまうことは自分でもある。
でも気に入ったアーティスト、バンドのCDは手に入れるのがおすすめ!
そうすればより世界観を味わえて、手に取った感動を得ることができる!
ホルモンの予讐復讐はまさに、手に取るべき一枚。
ホルモンらしさ全開の激しいロック、哀愁漂う歌詞、英語っぽく日本語を歌い上げるボーカル。青春パンクっぽい曲もあったり、「ジャンルなんか知らねえよ!」っていうロック魂は相変わらず。

解説と照らし合わせながら聴く表題曲「予讐復讐」の深さたるや!
歌詞を読んでからのポップで明るいメロディーの「鬱くしき人々のうた」の切なさたるや!
便所サンダル物語を読んでから聴く、「便所サンダルダンス」のカッコよさたるや!

こんな感じで全曲じっくり味わうべき!
聴くというより体感すべし!
あとは、解説を読もう!

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